プロジェクトの流れ(設計業務の概要)
橋梁建設は、その大部分が公共工事で、国土交通省をはじめNEXCOなどの高速道路会社、市町村などの地方自治体が主な発注者になります。発注者は、入札を介して建設コンサルタント会社や橋梁メーカーに発注し、設計、製作、架設を委託します。
コスモ技研では、各段階で建設コンサルタント会社や橋梁メーカーから仕事を受注し、基本計画から架設照査までのTOTALな設計業務が主な仕事となります。
1.ミーティング
初めにキックオフミーティングを開催し、その後は段階毎に設計レビューを実施します。
照査責任者と担当者で設計条件や設計方針、業務の進捗などを確認します。また、問題が発生した場合は、解決策を議論し最適な対策を検討します。
照査責任者と担当者で設計条件や設計方針、業務の進捗などを確認します。また、問題が発生した場合は、解決策を議論し最適な対策を検討します。
2.お客様確認
業務で発生する問題点に対して、構造性、安全性、製作・施工性、維持管理性、経済性などの様々な観点から技術提案を行い、より優れた構造を創造していきます。
3.線形計算~構造解析
計画している橋梁や地形に合わせて座標計算(線形計算)を実施し、それらの座標を用いて、骨組解析を実施します。骨組解析により橋梁本体に発生している変位・断面力・反力を求めます。また、設計に応じて、高度な解析(地震時動的解析、FEM解析など)を実施することがあります。
■固有値解析
■時刻歴応答解析
4.構造計算
構造解析から求められた情報を用いて各部材の構造設計を実施します。
構造計算は適用基準に従い部分係数設計法を用い、起こりうる様々な荷重ケースに対して安全で最適な断面を考えます。
構造計算は適用基準に従い部分係数設計法を用い、起こりうる様々な荷重ケースに対して安全で最適な断面を考えます。
5.設計製図
線形計算や構造計算から決められた情報を基に、各部材の構造図を製図します。
基本的なプレートガーダー橋からアーチ橋や斜張橋などの長大橋まで、様々な構造形式に対応することができます。
基本的なプレートガーダー橋からアーチ橋や斜張橋などの長大橋まで、様々な構造形式に対応することができます。
6.数量計算
構造図面から各材料の数量を集計します。
これらの数量から工事費を積算したり、橋梁製作メーカーの材料手配を行います。数量計算では鋼材数量の他、部材の製作に必要な溶接延長や塗装面積などの数量を算出します。
これらの数量から工事費を積算したり、橋梁製作メーカーの材料手配を行います。数量計算では鋼材数量の他、部材の製作に必要な溶接延長や塗装面積などの数量を算出します。
7.架設計画
架橋地点で部材を組み立てるための具体的な架設方法を計画します。現地の条件や橋梁形式に応じた架設方法を検討し、安全かつ経済的な計画を立案します。
これらの仕事を日々仲間と協力して進めて行きます。