POINTコスモ技研の市場未来

今後の日本の橋梁は、新設橋梁に加えて既存橋梁の補修・補強、そして架け替え工事の増加が見込まれています。そうした中、それに対応できる技術者は、設計技術に加え豊富な知識および経験を必要とすることから、今後はそういった技術者の需要が益々高まると思われます。

一方、世界に目を向けると、日本の高い設計技術を必要とする海外のインフラ事業は増加しており、我が国も積極的にこれを支援しています。このような背景の下、コスモ技研では将来を見据えて、海外案件にも積極的に取組み実績の蓄積と対応力を強化して、国内景気に左右されない安定経営を目指しています。

補修や補強を中心に安定した需要が見込まれる国内市場
国土交通省から発表されているデータをもとに、橋梁に関連する市場の将来性を見てみましょう。

日本の社会資本ストックは1954年から1973年の高度経済成長期に集中的に整備されています。このため、今後これらの社会資本ストックが急速に老朽化することが懸念されています。特に橋梁やトンネルは安全性の面からも本格的なメンテナンスが必要です。
橋梁だけの数字を見ても、5年後には、約73万基の橋梁のうち、50%が建設後50年を経過します。
この数字からも、今後、これらの老朽化した橋梁の補修・補強、架け替え工事が急増するであろうことは明らかです。橋梁設計に関連する市場は、補修や補強を中心に安定した需要が中長期的に見込まれています。
 
建設後50年を経過する橋梁の比率

今後、益々の需要増が予想される海外市場
現在、目覚しくい発展を遂げている東南アジアを中心に、優秀な社員を派遣して現地のインフラ整備の一翼を担っています。また、橋梁メーカーからの海外案件の引合いも年々増えており、これらに対しても積極的に取組んでいます。

・海外現地での設計業務経験者による業務推進
・積極的な海外案件の取込みと実績の蓄積
・海外案件専門チームの創設
 
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