クロソイド曲線って?
2024/07/16
クロソイド曲線って?
一体どんな曲線なのでしょうか?
クロソイド曲線はなぜ必要?
前回、複雑な立体交差などの便利な道路網が生まれてきたとお話しましたが、高速道路のJCTはまさにその典型ではないでしょうか。
上下に重なる各道路が大きく弧を描き進む方向を変えて行きます。
さて、この弧の中にクロソイド曲線という曲線が使われています。
ご存じの方も多いかもしれませんがこの曲線は道路のカーブを作るときに使われる特別な曲線です。
どんな曲線なのでしょう?
クロソイド曲線は、まっすぐな道から徐々に曲がって、最終的には一定の円になります。つまり、最初は直線っぽく見えてだんだん曲がっていきます。
クロソイド曲線の計算は「R×L=A²」という式で表します。
Rは円弧の半径、Lは曲線の長さ、Aはパラメータです。
Aのパラメータは車のハンドルを回すスピードを表しています。
例えば、高速道路を運転しているとき、急なカーブは危険です。
そんなときに、クロソイド曲線を使うと車がスムーズにカーブを曲がることができるようになっています。
クロソイド曲線は、私たちが道路を安全に運転するために必要な曲線なんですね。
ちなみに世界で一番初めにこのクロソイド曲線を使った道路はドイツのアウトバーンだそうです。
先人たちの技術って本当にすごいですね。